『欲』『体験』『バランス』

欲を満たす。

欲しいものを手に入れる。

やりたいことをやる。

 

生きることとは『体験すること』だ。存分に人生を味わってから死ぬ。やりたいこともやらないまま死んでいくのは人生が勿体ない。『欲』こそが生きるための原動力である。

 

私利私欲を満たす。『欲』は、満たしても満たしても満たされることはない。達成しても、また次の『欲』が現れる。上を見ればキリがない。欲しいものはどんどん増えていく。

 

幸せとは『気付き』である。今ある幸せにどれだけ気付けるか。欲を満たし続けて、まだ見ぬ幸せだけを見て、今ある幸せを見ることをしなければ、いつまでも枯渇し、いつもまでも満たされることはないだろう。

 

遠い目標に向かって日々を生きる。その為の努力を積み重ねる。達成したあかつきには、今まで努力の分も含めた大きな幸せを味わうことができるだろう。その為の過程(努力)だって幸せだ。目標を達成した時のことを想像するだけで幸せなのだから。

 

目標を設定せず、日々の小さな喜びを味わいながら平穏に生きる。それも幸せである。「夢を持て!」と人は言うが、今が最高なのであればこれ以上何を望めというのだろうか。

 

夢(目標)とは『欲』である。

ああなりたい!あれが欲しい!あれを達成したい!

欲を持つことに『良い』も『悪い』もない。

 

✔欲

✔気付き

✔夢(目標)

✔努力(過程)

 

結局どれも幸せだということになる。

バランスとは、何か一つでなければならないという拘りを持たないこと。

同時に『拘らないでいる』という拘りを持たないことでもある。

拘っても良い。拘らなくても良い。

時には目標を持ち、その達成の為の努力をし、時にはそれを手放し、今ある幸せに気付くということ。そのバランスなのである。

 

日々変化する自分を味わうということ。

疲れたり、癒されたり、興奮したり、求めたり、力んだり、緩んだり、サボったり、逃げたり、恐れたり、怒ったり、笑ったり、愛したり、愛されたり。

そんな数々の『体験』こそが、人生を芳醇にする。

 

自分の中から湧き上がる『感情』を味わうということ。感情を湧き上がらせてくれる日々の出来事に感謝するということ。

 

感情に振り回されないこと。感情を客観的に楽しむ。ある意味自分を自分として見ないこと。自分をもう一人の他者として見る。自分のアバターである自分に様々な体験をさせ、経験値を上げ、日々様々な感情を抱く自分が愛おしくて。そんな自分を好きになって。